ブランド事業部の大石さんに、入社理由や仕事内容についてお話ししていただきました。

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大学で学んだマーケティングをアパレルOEM企業で活かす

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今回は、ブランド事業部の大石さんに、入社理由や仕事内容についてお話ししていただきました。

挑戦のスピードを後押しした「習うより慣れよ」の社風

ーなぜサントラージュに入社しようと思いましたか?

代表との距離の近さや、習うより慣れよの社風に魅力を感じたからです。

上京就活生向けのイベントで、複数の企業が登壇する中、代表ご本人が会社説明をされていたのはサントラージュだけで、すごく印象に残っています。面接でも、目線を合わせて親身に話してくださって、「社員一人ひとりの声をきちんと聞いてくれる方なんだな」と感じました。話しやすい雰囲気があり、リラックスして話せたことも覚えています。面接の中でそうした空気を感じられたことが、この会社に魅力を感じた理由のひとつです。

習うより慣れよの社風は、最終的な大きな決め手だったように思います。大学ではマーケティングを学び、座学で得た知識を実践に活かせる環境に恵まれたことが、自分にとって大きな経験となりました。

私は、知識はアウトプットして初めて身につくものだと考えていて、実践の機会が多い会社で働きたいという想いがありました。面接では、会社として新しい取り組みにチャレンジしたいというお話を伺い、ここなら挑戦できる環境があると感じました。実際に働いてみると、面接時に想像していた以上に大きな裁量を任されていて、いい意味でギャップを感じています(笑)

ーブランド運営にはいつから携わっているのですか?

2021年に新卒で入社し、現在5年目  (2025年6月時点)なのですが、2年目(2022年)に事業推進部とブランド事業を兼務し、Lazo_N33°の立ち上げに携わりました。
実店舗を持たないブランドのため、オンライン上での接点づくりが必要とされていました。そこで、まずはオンラインストアの現状把握と、Instagramを通じた認知拡大に注力しました。学生の頃から自分のInstagramのインサイトを見るのが好きで、SNS運用にはもともと興味がありました。実務経験はなかったため手探りではありましたが、リール制作やGoogleアナリティクスを使ったサイト分析などを任せていただきました。

当時のフォロワー数は600人ほどで、まずはフォロワーを増やすことが最優先でした。早く手がかりを掴みたかったので、最初の1ヶ月はいろいろな切り口で毎日投稿し、1,000人以上の純増加を達成しました。その後も「1年で1万人達成」を目標に週1〜2本の投稿を継続し、目標より10日遅れでしたが、無事に1万人を超えることができました。期日に間に合わず悔しい気持ちはありましたが、目標達成のために1年間やり切った経験は自信につながりました。

特に印象に残っているのは、3本目に投稿した白シャツの着こなし動画です。
1万回以上再生され、翌週に同じ切り口で投稿したところ2万回、さらにその翌週も1万回を超える再生がありました。それまで動きの少なかった商品でしたが、注目が集まったタイミングで施策を実施できたことで、当月の売上No.1アイテムになりました。“勝ちパターンの兆しを逃さず、すぐに行動することの大切さ”を初期に身をもって実感しました。
今でも、お客様の反応には細かくアンテナを張っています。少しでも「これ、伸びそうかも」と感じたら、チームで相談し、具体的なアクションにつなげるようにしています。少人数でそれぞれが裁量を持っているため、スピード感を持って動ける環境は、サントラージュの大きな強みだと感じています。

再生回数1万回以上のリール動画です。
https://www.instagram.com/reel/CiH8HoGI-z6/?igsh=cjJ5a2llYWdtN3l2

また、フォロワー1万人を達成したタイミングで、広告運用もスタートしました。
少額の運用から始めましたが、その中でも「これ、伸びそうかも」と感じた広告がありました。まだ経験が浅く自信がなかったため、予算を増やすか迷っていた際に、代表やブランド責任者に「失敗してもいいから、やってみな」と背中を押してもらい、任せてもらえたことは本当にありがたかったです。
今、当時の結果を振り返ると「もっと上手くやれたなあ」と思いますが、とても大切な経験になりました。

SNSは長期的なブランド理解や間接的な効果も含めて評価される部分がありますが、広告は即時の売上を求めて活用することが多いです。
“毎日お金を使って毎日お金を回収する”役割なので責任が大きく、今でも予算を投下する瞬間は緊張します。そのため、毎朝アラームを止めた後にまずやることは売上と広告成果のチェックです(笑)。それくらい、プレッシャーを感じつつも、楽しみでもあります。

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属人化からの脱却――成果を“仕組み”に落とし込む

ーSNSや広告の運用は、今も大石さんご自身が担当されているんでしょうか?

広告運用は、費用対効果に直結する重要な領域のため、企画・制作・分析まで、すべて自分で行っています。一方、SNSについては、動画編集や投稿作成など、実際に手を動かす部分は一部手放しています。
ただ、成果につながる投稿のパターンを見極めたり、全体の方向性を定めることは、引き続き自分の役割です。切り口ごとの投稿分布を把握し、バランスを見ながら投稿スケジュールに落とし込み、各投稿のテーマや狙いをアルバイトの方に共有しています。制作においては、ブランドらしさを守るためのルールを設けた上で、文言の細部や表紙以外の画像選びなどは任せています。

SNSの領域以外でも、限られた社内リソースで運用が回るよう、業務の仕組み化に取り組んでいます。定型業務はMAツールや関数を活用して自動化したり、マニュアル化してアルバイトの方にお渡ししたりと、社内のメンバーが少しでもクリエイティブな業務に集中できる環境が作れたらいいなと思っています。

3年目以降は、ブランドの垣根を越えて、事業部全体の成長に焦点を当てた動きも増えてきました。複数ブランドの管理を一元化するため、カートシステムをShopifyに統一したことで、ノウハウの蓄積や全体最適がしやすくなりました。また、取得できるデータや指標の定義を揃えたことで、売上や集客効果を比較しやすくなりました。

ブランドを横断して状況を把握し、隔週で代表とのミーティングを実施しています。経費削減やシステム導入など、事業部全体の最適化についても話し合っています。

変化が早いからこそ、やっていておもしろい

ー大石さん自身がブランド事業部に合っているなと思うところはどのような部分ですか?

一言で表すと、変化に伴い柔軟に対応できるところだと思います。新しいことをすぐに試してみたくなる性格で、最適なアプローチが常に変化するオンライン業務との相性が良いと感じています。システムや媒体では、仕様変更やアルゴリズムの更新が頻繁に行われます。そうした変化に対応するため、最新情報をキャッチし、柔軟に手法をアップデートすることを心がけています。

特にSNSや広告は、試したことの結果が翌日には数字に表れることも多く、スピード感のあるサイクルの中で改善を重ねられる点にやりがいを感じます。ブランドの立ち上げ当初から関わってきたこともあり、日々の試行錯誤がブランドの進化につながっているという実感があります。

ー大石さんがこれから挑戦したいことはありますか?

認知から購入、そしてリピートまで、中長期的な視点で顧客との関係性をどう設計していくか、というところに今後はさらに注力していきたいと考えています。

これまで、EC・広告・SNSといったチャネルすべてを担当する中で、それぞれが連動して初めて成果につながるということを実感してきました。たとえば、広告で獲得したお客様がその後も定着しているか。今すぐ購入に至らなかったユーザーを、LINEなどのチャネルでうまくフォローできているか。こうした一つひとつの施策を単体で評価するのではなく、それぞれが全体設計の中でどんな役割を担い、どのように成果を測るべきかを明確にすることが重要だと思っています。

顧客の動線全体を見渡し、ボトルネックを見極めながら、アイデアを自ら実行に移せることは、自分の強みだと思っています。

また、事業会社としてものづくりの工程にも関われる環境だからこそ、上流から下流までを俯瞰し、ブランドの継続的な成長に貢献していきたいです。 

-最後までご覧いただきありがとうございました!

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