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デザイナーのイメージを形にするOEM企画職

黄色ライン

企画職の佐藤さんにサントラージュの企画職とはどのような仕事かお話していただきました。

好きなブランドの企画に挑戦できるサントラージュに転職

ーサントラージュに興味を持ったきっかけは何ですか?

サントラージュに興味を持ったきっかけは、自分の好きなブランドに携われる機会があったからです。実は、新卒の就職活動中に一度アパレルメーカーの選考を受けたことがありましたが、コロナの影響で途中で選考が中止となり、断念した経験があります。それでも「好きなブランドに関わりたい」という想いはずっと心にありました。

前職では、ODM中心の会社で企画職として働き、主に量販店向けの服の企画に携わっていました。具体的には、市場調査やデザイン提案、仕様書の作成、ロゴや柄のグラフィック作成、副資材の作成、アプルーバルの取得、自社展示会の業務など、幅広い業務を担当していました。展示会がある際には、自社ブランドの企画も手掛けていました。また、カットソー専門だったため、素材の知識や品質表示などの生産業務に関する知識も身につけました。

こうした経験を通じてスキルを磨きつつも、「自分の好きなブランドに携わりたい」という思いは強まっていきました。そんな中、サントラージュがそのブランドを担当する企画職を募集しているのを知り、応募を決めました。

ー前職とサントラージュの違いは何ですか?

1つ目は、社内にデザイナーがいないことです。前職では、企画の立案から商品生産まですべて社内で完結していましたが、サントラージュでは外部へ仕様書作成・パターン作成の一部業務を委託することもあります。外注することで時間に余裕ができるため、お客様へのご提案の時間を十分にとることができます。提案の質が高まれば、その分ご依頼が増えて会社の利益にも繋がります。

2つ目は、商品の生産方法です。前職では工場のオリジナル生地を使用していましたが、サントラージュでは小ロットに対応するため、中国や韓国の市場に流通している生地を使用することが非常に多いです。また、工場の担当者と直接やり取りをし、サンプルの作成依頼や修正依頼などをおこなっています。

また、ブランドとしての違いもあります。量販店向けのブランドの担当から若年層をターゲットにしたブランドの担当に変わったことで、トレンドをより早くキャッチできるようになりました。

最後に、これは仕事内容ではないですが、サントラージュは風通しが良く、社員同士コミュニケーションが取りやすいと感じます。以前の会社は縦割りの組織だったので、異なるチームの人と情報交換をすることが非常に少ない環境でした。サントラージュでは、企画部のメンバー同士で情報共有したり、トレンドセミナーに参加したりするため、トレンド情報をキャッチしやすいです。

サントラージュの企画職の仕事

ー企画職の仕事の流れを教えてください

まずは、ブランドのデザイナーの方からサンプル依頼を頂きます。私が担当しているブランドの場合、デザイン画と絵型が届きます。

このデザイン画に沿ってデザイナーさんに生地提案をし、選んでいただいた生地を、服を一枚作るのに必要な分量で手配します。生産工場の担当者に連絡し、生地在庫を確認したうえで、市場で購入してもらいます。

生地が用意できたら、仕様書を作ると同時に、パタンナーさんと相談しながらパターン作成をします。その後、仕様書とパターンを用いて工場にサンプル作成の依頼をすると、素材にもよりますが、大体2週間ほどで工場からサンプルが届きます。

そして、指示通りのサイズで作られているか確認するために検寸をします。検寸が終わったら、ブランドにサンプル提出をします。最後に、生産工場にサンプルの修正箇所の共有と生産の依頼をするという流れです。複雑なデザインの場合は修正サンプルを作成し、お客様に確認いただく流れを複数回行うこともあります。

ー現在どのような仕事をしていますか?

現在私が担当しているのは若い女性向けのブランドで、先ほど企画職の仕事の流れでお話した一連の仕事を行っています。また、サントラージュでは年2回展示会をおこなっているので、そのサンプルを作っています。直近の仕事ですと(インタビュー日時:2024年11月)、まもなく2025年秋の新作依頼が始まるので、お客様に生地の提案をしに行くところです。

ブランドの方と市場調査のため、海外出張に行くこともあります。最近、ブランドのデザイナーの方と一緒に、韓国のサンプルを取り扱っている市場に行き、商品サンプルの購入をしました。

ーやりがいを感じるのはどのような時ですか?

お客様が新規で依頼してくださったデザインのイメージと、自分が作成したサンプルが合致したときです。そのサンプルをデザイナーさんに見せた際、「可愛い!」や「イメージ通り!」と言ってもらえると嬉しい気持ちになります。また、依頼していただいたデザインの品数が多かったり、1つの商品の発注数が増えたりすると、信頼していただけていると実感して、やりがいに繋がります。

知識を増やし、多くのことを経験したい

ー今後の目標はありますか?

大きく分けて3つあります。

1つ目は、発注を頂ける型数を増やすことです。時間をかけた企画でも、最終的な発注に繋がらないこともあります。今後は発注型数を増やしていただけるように、提案の回数を増やしたりサンプルの質の向上を目指します。

2つ目は、市場に流通している生地の見極めをできるようになることです。中国や韓国にはたくさんの市場がありますが、お客様のご希望に添った提案ができるよう、市場による品質や値段の違いを把握できるようになりたいです。

3つ目は、同じヤングゾーンの他ブランドを経験することです。テイストが異なるブランドに携わることで仕様や価格帯の違いを学び、お客様それぞれにあった企画提案が出来るよう努めていきたいです。

-最後までご覧いただきありがとうございました!

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